山本周五郎 樅ノ木は残った 新潮社
生誕100年。いま、この時代だから、山本周五郎の世界。「極悪人・原田甲斐」をくつがえした不朽の代表作。
幕府老中・酒井雅楽頭と伊達兵部とのあいだの六十二万石分与の密約。 それが、伊達藩に内紛をひきおこし、藩内の乱れを理由に大藩を取り潰そうという幕府の罠であることを見抜いた原田甲斐は、藩内の悪評をも恐れず、兵部の懐に入りこむ。 そして、江戸と国許につぎつぎひき起こされる陰謀奸策、幼君毒殺の計略をも未然に防ぎ、風前の灯となった伊達家安泰のため、ひたすら忍従を装う。
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